夫婦仲良しの秘訣は超シンプル!?結婚は墓場じゃない理由とは
夫婦いつまでも仲良しでいるのが難しいのは何故?
「恋に落ちるほうが,恋しつづけるよりもずっと簡単なようだ」
これは有名な学者の言葉です。
この言葉の通り結婚後多くの家庭では、最初抱いていた愛が冷めまるで鎖に繋がれたかのような生活を送っているという夫婦がいます。
日本は今や3組に1組が離婚しています。
一昔前と比べるとかなり高い数値ですね。
また離婚までは至らないにしても、愛のない夫婦生活を送っている家庭も多いですよね。
子ども,世間体,経済問題,友人,親族,などの要素で離婚はしないけれど、心は既に離婚している。
ではどんな原因で夫婦が仲良しでいるのが難しくなってしまうのでしょうか?
夫婦が仲良しでいられない原因
1 理想と現実のギャップ
結婚する時は、映画やドラマで見るかのようなハッピーな生活を期待します。
夫婦はお互いパーフェクトで、和やかな関係が一生続くかのような、そんな理想です。
そして結婚後にこれは理想で夢だったと気ずくのです。
夫、妻共に欠点があり、不快な思いをする事もあります。
友好的な関係が築けない時もあります。
このギャップは多くのカップルが仲良しでいるのを阻む原因です。
2 性格の不一致
結婚前の交際期間中は、お互い相棒の如くウマが合うと思うものです。
でも結婚後に性格の不一致、互いの共通点が無いと感じてしまいます。
ある人は「私と妻は180度性格が違う。いつも衝突。彼女との結婚が悔やまれない日は無い」と言っていました。
この感覚、実は多くの人が感じているみたいです。
結婚後に本人も気づかなかった人格や特質が現れるという事もあります。
ですから結婚後豹変してしまう人もいるんですね。実はモラハラの傾向があったとか、家庭的ではなかったとか。
3 喧嘩
「顔を見れば喧嘩、何かを決める時に一度も夫婦で意見が合った事がない。」
そんな人もいるかもしれません。
どんなに仲良しで円満な夫婦生活を送っているカップルでも意見の衝突、不満はあるものです。
それでも相手の人格否定や傷付ける仕方で攻撃するなら夫婦仲良しどころか、戦場と化してしてしまいます。
4 相手に関心が無い
「愛の反対は無関心」であると言われています。
憎しみや怒りがあるうちはまだマシといったところでしょうか。
関心が無い状態ですと、嫌いな仕事を毎日しているかのような感覚に陥ってうつ病になったり幸せな日々を送れません。
5 お金
結婚したら一つの家庭を2人で組織しなければなりません。
いわば夫婦が二人三脚で協力し経済的に負担するという事です。
でもこの共同作業を上手くしないと会社が破綻するかのように歪みが入ります。
このお金の問題も夫婦の関係にヒビを入れる要素になり得ます。
ある学者はこのように述べています。
「結婚が破綻しかけている時に問題となるのは,事態の改善などあり得ないという思い込みである。
そのような思い込みは変化を妨げる。何か前向きなことをしようとする意欲を奪うからだ」
つまり夫婦仲良しになれないというのはネガティブな思い込みで先ずはその負の先入観を捨てる事が大切です。
ではどうしたらこのような問題を解決して夫と妻が手と手を取り合い仲良くやっていけるのでしょうか?
夫婦円満の秘訣
1 気遣い
私達は毎日食事をして水を飲みます。
風邪になれば薬を飲んだり早く寝たり。これは自分の体を気遣い大切にしているからです。
結婚生活も同じで、夫婦でお互いに気遣いの気持ちがあれば仲良くやっていけます。
この気遣いは毎日、相手の話を聞いてあげたり、親切を示してあげたりする事で表す事が出来ます。
結婚生活は一発逆転ホームランかのような大きな事を数回したら効果が出るものではありません。
むしろ小さな事の積み重ねです。
その小さな積み重ねがいつか大きく花咲き、基盤のしっかりした家庭を築いていけるのです。
2 喧嘩の処理の仕方を学ぶ
どんな夫婦でも意見の不一致はあります。
仲良しの夫婦は意見の衝突を上手く対処しています。
仲良しでない夫婦は逆にお互い怒ったり、罵ったり。
ある結婚カウンセラーは,「『もうこれ以上は無理だ』と言う来談者があまりにも多い」と言います。
「夫婦関係を分析して,どの部分に改善が必要かを知ろうとするのではなく,さっさと投げ出してしまう。二人が確かに持っている共通の価値観,二人で作ってきた大切な思い出,そして将来の有望な見込みもすべて捨ててしまうのである」
ですから意見の不一致で喧嘩が多くてもう終わりにしたいと思う前に不一致の時にどう対処するかを学ぶなら状況が大きく改善されます。
意見の不一致の時にどのように自分の感情をコントロールして自分の意見を伝えるか?
どのように相手の意見を受け入れるか?上手く対処する方法を学ぶなら、いつまでも夫婦仲良しでいられます。
3 言葉の選択
言葉の選択は一つのテクニックです。
相手の間違い対して「バカ」という言葉を選択する事も出来れば、「失敗」という言葉を選択する事も出来ます。
どちらの言葉を使うかは自分次第でこれがテクニックです。
育った環境と性格が関係しているので、自分の思考や会話の癖を治すのは簡単ではないかもしれませんが、これは訓練で必ず出来ます。
良い言葉を使えば相手は喜び、悪い言葉を使えば相手は怒りや悲しみに変わります。
感情的になっている時は本当に難しいですが、夫婦仲良しでいる代償に比べたら安いものではないでしょうか。
4 自分の感情をコントロールする
結婚生活ではお互いの嫌な部分を知った時、相手を変えようと必死になる事があります。また相手が約束した事を守らせるように頑張ったり。
でも人って変わらないですよね。いくら近しい関係の夫婦でも同じです。
でも自分を変える事は出来ます。
なので不愉快な時に自分の感情や行動をコントロールする事に注意を集中した方がよっぽど効率的で楽です。
感情的になりそうな時、相手の背後にある感情を読みとる努力をします。
例えば妻が夫に,わたしと一緒に過ごす時間が無い、話を聞いてくれないと愚痴る場合、それは単に時間だけの問題ではない可能性があります。
むしろ問題は,妻が,自分は大切にされていない、感謝されていないと感じていることにあるのかもしれません。
また夫が妻の衝動買いに文句を言う場合,それは単にお金だけの話ではないかもしれません。むしろ問題は,夫に内緒で買うことに決めたと感じているかもしれません。
このように相手の感情や背後を読み取るようにすれば、言葉尻をとらえた喧嘩が避けられ夫婦が仲良くやいけます。
5 現実を見る
理想と現実は違います。それでもその状況を悲観する必要はありません。
ある専門家のグループはこのような研究報告をしています。「いつまでも幸福に暮らすというわけにいかないのが,大半の人の結婚生活だ。すばらしい時もあれば,たいへんな時もある」
結婚生活では誰もが幸福度が上がったり下がったりの繰り返しです。
ですから、今の状況が上手くいっていなくても悲劇である必要もありません。互いに大変な時期があるかもしれませんが、努力して仲良くなれる時期も必ず来るものです。
最後に
結婚生活は思い描いていた事より大変な事が多いかもしれません。
それでも多くの夫婦はその大変な時期を乗り切り夫婦仲良しでいる努力をしています。
車の運転し始めの頃は誰もが下手で車をぶつけてしまう事もあったかもしれません。
それでも月日と共に運転技術は向上され安定したドライブを楽しむ事ができています。
結婚生活も月日の経過とお互いの努力により安定し満足した、そんな仲良し夫婦が多くいます。