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中国在住です。海外に関する情報や生活豆知識などの雑記ブログです

男尊女卑はもう時代遅れ。世界的から見た日本は?

 

 

 

 

 

 

男尊女卑と日本

 

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世界経済フォーラム(WEF)は12月18日、各国のジェンダー不平等状況を分析した「世界ジェンダー・ギャップ報告書(Global Gender Gap Report)2018」を発表し、毎年発表している2018年版「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」を公表しました。

 

 

 

ジェンダーとは?

 

 

 

社会的、文化的に形成された男女の違いをジェンダーと呼びます。

 

かつて日本は男が外で働き、女性は家庭を守るという社会的通念がありました。ですから女性が社会で活動るるのが難しい環境でした。

 

1980年代以降、日本ではやっと男女差別を禁止する法制度が作られました。欧米諸国にだいぶ遅れをとっていますね。その後1990年代には「男女が共同で社会を作り上げていく」事が政策目標になりました。そして政治の世界でも女性議員が増加しましたし、発言力も増しています。ジェンダーの相違を乗り越えて男女の対等な関係を目指すジェンダー・フリー教育が進められるようになりました。もちろんこれに賛同しない派閥があるのも事実です。反対派閥は男女の平等をより高めていくなら本来ある日本文化や伝統が壊され、社会的秩序も乱れるとの主張です。

 

ですから日本は時代と共に男女の格差がなくなってはいるもののまだまだ男尊女卑の名残が強く残されています。

 

 

ジェンダー - Wikipedia

 

では2018年度のジエンダー指標はそうだったのでしょうか?世界から日本はどのように評価されているのでしょうか?

 

ジェンダー指標から見る男尊女卑

 

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 ジェンダー格差が少ない1位から5位までは、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ニカラグア。

 

 

日本は110位で去年の118位から8位上りました。

 

 

G7で見る日本の男尊女卑

 

その他、フランス12位、ドイツ14位、英国15位、カナダ16位、米国51位、イタリア70位で、日本はG7の中で大差あるに最下位です。

 

 

 

ではアジアの中ではどうでしょうか?

 

 

kotobank.jp

 

アジアで男尊女卑な国

 

 

 

シンガポール 67位

 

タイ 73位

 

インドネシア 85位

 

ミャンマー88位

 

中国 103位

 

ネパール105位

 

インド 108位

 

日本 110位

 

韓国 115位

 

 

 

アジアの中でも日本はかなり下の方です。中国より下ですね。

 

ちなみに最下位はイエメン。まあ中東国ですからね。

 

 

では日本で根強く残る男尊女卑だなと思う特徴はどのようなものでしょうか?

 

 

 

男尊女卑の特徴

 

1  家事は女性が多くしている

 

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日本は男性は外で働き女性は家を守るという時代は過ぎ去り今や共働きの時代です。

厚生労働省のデータを参考にしますと、平成28年度の共働き世帯は約63.0%、専業主婦世帯は37.0%となっています。

 

また都道府県別に友働きが多い地域は福井県で60%、次いで山形県が57.9%、富山県が57.1%という結果になっています。

 

これだけ多くの夫婦が今共働きにも関わらず、家事は依然として妻である女性が多くしています。

 

総務省の「社会生活基本調査」(2016年)によれば、共働き夫婦が担う家事(炊事、洗濯、掃除)の一日平均時間は男性が14分、女性が180分。実に約13倍の開きがあります。家事関連時間(介護、看護、育児、買い物を含む)は夫が39分、妻が258分で約7倍差でした。

 

このデータが示すように、いくら女性社会進出したとはいえ、家の中ではやはり男尊女卑の名残りがあります。

 

 

www.gender.go.jp

2 レディーファーストではない。

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冒頭で紹介したジェンダー指標で、トップの優良国のほとんどはヨーロッパ。

ヨーロッパに旅行に行ったり、友人がいる方はご存知だと思いますが、レディーファーストで女性に優しい。

男性が女性に食事をよそってあげたり、席を譲ってあげたり、女性の荷物を持ってあげたり、見ててまあジェントルマンの男性多いですね。

それとは反対に日本はもちろん女性に優しい男性は多いですが、まだどこか男尊女卑の影響を受けています。

男が女性をリードするという概念からレディーファーストの意識がかき消されてしまっています。

私もレディーファーストという言葉や意味を知っているもののなかなか意識的に行動にうつせなてないので改善しなければいけませんね。

 

 

 3 女性への敬意が欠ける

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発言や行動で人への敬意って出ちゃいますよね。例えば店員や車の運転中に相手が女性だと強気の発言や運転をしたり、テレビを見ていても女性の社会進出、特に政治家などが女性だとどこか批判的に見たり。こういう行為が男尊女卑の影響を受けている証拠だと思います。

男女平等が正しいと思うのであれば、日常の些細な事から自分を改革していく必要がありますね。

 

 

4 3歩下がって歩く女性に憧れを持つ

 

大河ドラマや歴史の本などを読むと、女性は男性より2、3歩下がって付いてくる。そんな女性が究極の良妻として描かれていますよね。

3歩下がって付いてくる女性と言えば、私は漫画バカボンドの「おつう」凄く好きでした。

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確かに男性目線で見ると憧れます。実際昔の時代はほとんどの

女性が2、3歩下がってたのでしょうか?この答えはノーだと思います。確かに女性は家事をしたり男性を建てるという風潮はあったと思いますが夫婦喧嘩をしたり男性に意見を言い女性がリードする場面もあったはず。

 

ですから3歩下がって歩く女性とは日本男子の妄想の中の理想であり、そのような女性をテレビ局が模範として描く事により男尊女卑社会に型にはめたかったのではないでしょうか。

 

 

 

 

5 女性を「女」と呼ぶ

 

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女性の事を「女」とか、「姐ちゃん」って呼び人いますよね。

 

普段はジェントルマンなのに、ふとした時に出てしまう女性軽視言葉。

 

日本では、多くの企業の重役人まだ男性陣ばかりです。

 

女性がキャリアアップしていける環境はまだまだ改善の余地があると思います。

 

このような環境下で、女性が出世すれば、「女の癖に」と思われる風潮がまだある男尊女卑社会の日本です。

 

普段自分が女性をどのように呼ぶかチェックしてみるといいですね。

 

 

 

最後に

 

今日は男尊女卑についてレポートさせていただきました。

 

「男尊女卑」字の如く、女性の立場を低め男性を高める事は今の、そして今後の社会からどんどん消えていく領域です。

 

新しく令和という時代を歩み始めた日本。

いつしか男尊女卑という言葉が歴史の教科書でしか見ない言葉になる日が来る事を願って。

 

自分自身男尊女卑にならないように気をつけていきます。

 

最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

 

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