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中国滞在時に気をつけたほうがいい法律2019年版

 

中国滞在時に気をつけたほうがいい法律2019年版

 

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こんにちわ。中国に住んで7年が経過しました。そしてここ中国は年々法律が厳しくなっています。法治国家に変わろうとしています。

 

7年前中国に来たての頃は東南アジア同様に、緩い国だなーと思っていたのですが、上海や北京などはもはや日本のような法律順守の都市というイメージ。

 

そして外国人に対して数多くある法律の中で、特に中国政府がナーバスになっている分野があります。

 

そこで今日は、中国で特に外国人が気を付けるべき法律をご紹介します。

 

 

 

1 臨時宿泊登記

 

 外国人が中国に滞在する場合、24時間以内に、自分が滞在する管轄地域の公安局に 「臨時宿泊登記」という書類を提出しなければなりません。

 

滞在先がホテルの場合

申請不要です。ホテルやフロントデスクがあるサービス型マンションでは、チェックインの際、彼らが代行してやってくれるので自分で申請する必要はありません。

 

滞在先が友人宅の場合

申請必要です。中国での滞在先が、友人や親族の場合は申請が必要です。

仮にこの申請を行わずに警察にバレた場合は宿泊提供者が、罰金を科せられますので注意が必要ですね。

 

 

臨時宿泊登記のやり方

 

1パスポート 2宿泊先 3賃貸契約書 4大家の身分証のコピーこの4つを持参します。

 

そして場所によりますが、土日、祝日は登記の部門が休みで受け付けてくれない事もあります。その場合は、中国滞在から24時間過ぎてしまいますが、説明をすれば大丈夫です。

チャイナデータ

 

 

中国で特に外国人が特に気を付けるべき法律の2つ目は

 

 

 

2 オーバーステイ

 

中国でビザ無しの場合は、15日以内まで滞在できますが、15日を超えると不法滞在とみなされ1日につき500元の罰金、拘留、再入国禁止などの措置がとられる事もあります。

そして注意点なのですが、この15日以内というのは、入国日を含みます。

なので中国到着時間をきちんと確認しましょう。

到着時刻が24:00をまわる時間帯でもその日の飛行状況で24時前についてしまえば、その日からのカウントになりますので注意が必要ですね。

 

 

また15日でマカオや香港などに一度出国して再度中国に戻るという事を繰り返しすると、当局にマークされ 強制退去や入国禁止措置を受ける事がありますので、長期で中国に滞在する場合はビザを取得することが最善の方法といえますね。

 

中国で特に外国人が気を付けるべき法律の3つめは

 

3 不法就労

 

中国で仕事が許されているビザはZビザのみです。

 

ですからもしZビザ以外で仕事したり、アルバイトをしたりという事が発覚すれば処罰の対象となってしまいます。

罰金が5000元以上20000元以下の罰金、拘留や国外退去などの処置がとられる可能性があります。

特に当局は、語学学校や、外資系企業など外国人がいそうな企業を抜き打ちで調査し摘発するという事もよく耳にします。

 

留学生は手続きすればアルバイトすることができますが、この手続きがかなり複雑で、私の周囲でこの許可をとれている人を見たことがありません。

なので実質上困難な規定ですね。

 

 

中国で特に外国人が気を付けるべき法律の4つめは

 

4 写真撮影

中国はなんでも自由に写真を撮ることができないんです。とくに軍関係の施設や国境付近の場所は写真撮影がほぼ無理です。


 逮捕されなくても、写真やデーターを没収される事もあります。また、個人の商店等も写真を撮ると店の人がクレームを言ってくる事がありますので、事前に許可をとっておいた方がいいかもしれません。一部の博物館や美術館でも撮影禁止の場所があります。

中国で特に外国人が気を付けるべき法律の5つめは

 



5 売買行為 

 

売買春行為は法律違反で 「治安管理処罰法」にひっかかります。性的サービスの提供を受けた側も処罰の対象となります。検挙された場合,最高15日以内の拘留及び5,000元以下の罰金が科せられます。そして 国外退去処分を受け,その後中国へ一定の期間入国禁止となる場合もあります。


また場所によっては街中で売春の勧誘を受け、店を出るときに多額の支払いを強要されるケースが起こっていますので、注意が必要ですね。

 

中国で特に外国人が気を付けるべき法律の6つめは

 


6 政治活動

 外国人の集会,行進,示威等の政治活動を行うことは厳しく制限されています(「集会遊行示威法」等)。単にビラを配布しただけでも,その記載内容によっては,違法又は犯罪と認定され,処罰される事もあります。


中国で特に外国人が気を付けるべき法律の7つめは
 

7 スパイ行為

スパイ行為は日本でもニュースになりましたが、スパイ行為で中国当局に拘束されてしまう日本人がいるのも事実です。


 中国では,刑法,反スパイ法,軍事施設保護法,測量法(中国語で「測絵法」)等により「国家安全に危害を与える」とされる行為は,国家安全部門に長期間拘束され取り調べを受ける上,懲役などの刑罰を科される可能性があります。

20174月に北京市政府が市民による「スパイ行為」の通報を奨励する規則を公布していますので、市民が警察に通報するというケースも実際多くあるそうです。

中国政府の機密情報を持ち出したり国外の組織に提供することは「国家安全危害罪」とされ,厳罰に処されるおそれがあります。


「軍事禁区」や「軍事管理区」と表示された軍事施設は,軍事施設保護法により,許可なく立入ったり撮影すること等が禁止されています。


 また,許可なく測量調査等を行うことは違法であり,GPSを用いた測量,温泉掘削などの地質調査,生態調査,考古学調査等に従事して地理情報を窃取すると,「国家安全に危害を与えた」として国家安全部(局)に拘束される可能性があります。


 統計法では外国人による無許可の統計調査が禁止されており,学術的なサンプル調査(アンケート用紙配布等)を実施する場合などでも,調査行為が法律に違反する事もあります。ですから仕事や大学の論文等で「調査」と名のる活動や,中国人からの「情報収集」には細心の注意が必要です。

 

 

中国で特に外国人が気を付けるべき法律の8つめは


8 宗教活動


中国では外国人の宗教活動は厳しく制限されています。20182月に全面改正された「宗教事務条例」や「外国人宗教活動管理規定」等の宗教関連法令の規定に基づき,外国人の宗教活動管理が厳格化されたようです。

 

特に外国人が中国人に対して布教することは禁止されています。外国人が「違法宗教活動」に従事したとみなされると,当局に拘束され,拘留や強制退去処分を受ける可能性があります。

 

 

 

中国で特に外国人が気を付けるべき法律の9番目は

 

9 交通


交通中国の運転は荒いです。そして交通ルールを守らないドライバーが多い。信号無視や逆走は日常茶飯事、また中国では車は赤信号でも右折できますので、歩行の際注意して下さい。

 

時折凄いスピードで曲がってくる人います。また中国では事故の被害を受けても賠償保証が乏しくろくな保証金をもらえない事がほとんどなので、日本で保険に加入しておきましょう。

ちなみに私もここ中国で2度ほど交通事故にまきこまれています。日本とは全然ちがいますのでくれぐれも気を付けて下さい。

海外保険に対応しているクレジットカードに加入しておくと大変役にたちますよ。

 

【エポスカード】

 

UCSカード(ドラゴンズカード)

 

最後に

同じアジアといえど国境を越えれば法律が違います。そして共産主義の国では弁護士や法律に則って物事を進めようとしても思うようにいかない事も多々あります。

是非面倒なトラブルに巻き込まれることがないよう細心の注意を払って中国に行かれて下さい。

 

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外部参考記事

中華人民共和国法 - Wikipedia

在中国日本国大使館

外務省海外安全情報