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記憶力向上・年齢であきらめる必要なし!?記憶力アップ術

記憶力向上は年齢であきらめる必要なし!?記憶力アップ術

 

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「記憶力がもっとあったらいいのに」と思った事ありませんか?

 

「外国語学習しているのに単語がなかなか頭から出て来ない・・・」

 

 

「たくさん勉強したのに試験当日思い出せなくて悔しい思いをした・・・」

 

 

「街で見かけたあの人の顔は見覚えあるのに、名前が思い出せなくてモヤモヤする・・・」

 

 

「友達や家族と会話してる時に過去の話になり、全然記憶になくて恥ずかしい思いをした・・・」

 

などなど。

 

 

私達の生活は記憶と密接に関係しています。そして記憶力をもっとアップさせられたらいいのに、と思う事もしばしばありませんか?ではどうすれば記憶力は向上するのでしょうか?

 

 

 

記憶力向上と年齢は関係ある?

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「自分はもう若くないから記憶力をアップさせる事は諦めている」そう思う事ありませんか?

 

では記憶力向上と年齢って関係あるのでしょうか?

 

結論 ありません

 

「記憶力の悪さは生まれつきの問題ではなく,訓練不足の問題である」と,ドイツの健康保険に関する出版物に書かれていました。

 

人間の脳って筋肉のようなものです。

筋肉を使わないと衰えていき機敏な動きができないのと同じで、脳も使わないと衰えてしまいます。

その結果、情報の蓄積量が少なくなり記憶力が向上されません。

 

 

イタリアで記憶力についてある研究が行われました。

研究を受けたのは,20歳から70歳までの1,000人が対象となりました。

この調査の結果,目にみえて記憶力が低下する原因は,年配の人の自信の無さにあるのかもしれないと報告しています。

 

例えば若者が何かを忘れても,年齢に注意を向ける人はいません。ところが年長の人が忘れると,年のせいだからと言われてしまいます。

 

それで,物忘れ=年寄り特有のものと決めつけられてしまい、自分自身記憶力に対して自信が持てず記憶力向上の為に脳を用いなくなってしまうのです。

 

つまりこの研究が示すところによれば、「記憶力の向上は不安と密接な関係があり,記憶力を向上させるには年配の人に自信を取り戻すようにしてもらうことだけ」ということが多い。と述べています。

そしてこの調査はさらに結論として,「年配の人の学習のスピードは若い人ほど速くはないとしても,年齢は過去に記憶した事を思い起こす障害とはならない」と書いています。

 

もちろん年配の人は体力的な面で若い人よりハンデはありますが記憶力をアップさせるという点では年齢には関係がないという事ですね。

 

そして若い人でも脳を使わないなら記憶力は向上されずに衰えてしまうという事です。

 

 

 

 

 

ではどうして若い人でも年配のひとでも私達はみな記憶が思い出せない事があるのでしょうか?

 

もの忘れの原因

 

1 関心が無い。

私達は関心のある分野には脳が働き記憶力をアップさせられますが、関心がないなら記憶されてもすぐに消えてしまいます。

 

例えば、自分の会社の優秀な社長が経営の数字だけでなく、そこで働く社員一人一人に関心を払うなら、社員の名前と顔を覚えるのにそこまで苦労しないでしょう。

 

逆にその社長の関心のほとんどが経営の数字であれば、経営数字に関係する一部の社員の名前と顔は覚えられるかもしれませんがより多くの人の名前と顔を記憶するという事は不可能でしょう。

 

ですから、人の記憶力はもともとの能力というよりも、いかに関心を持つかという事にかかっています。

 

 

2 状態と場所の変化

私達は記憶した状況や環境の範囲での事が思い出しやすいです。

 

例えば自分が実家に帰省したらその中での記憶が蘇ってきます。昔遊んだ公園、青春の場である学校、近所の人の顔ぶれ等。実家の環境で得た記憶がよみがえってきます。

 

仮に帰省している実家の近くで、突然自分が今住んでいる家の通勤の際、よく見かける女性をふと目にしても、見かける場面と場所が違うので、「どこかで見た顔だけど、誰だったかな?若い頃のクラスメートかな?」

等と記憶違いをしてしまう事があります。

 

ですから私達は何かを記憶する際、記憶の対象単体で記憶しているわけではなく、その背景や時間や場面もセットで記憶しているので、記憶違い、もの忘れという事も起こってしまうのです。

 

 

ではどうすれば記憶力を向上できるのでしょうか?

 

 

 

記憶力向上には3つの段階がある

 

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記憶には三つの段階があります。1 符号化,2 保存,3想起 と呼ばれるものです。

 

脳は情報を判断すると符号化にします。そしてその符号化されたデータは保存されます。

保村されたデータは後で想起できるようにされます。

パソコンの保存と同じ仕組みですね。文章を書く→保存する→必要な時に取り出す。

 

記憶力がアップされないないという時は、この1〜3までのどこかでうまく処理されなかった時におきます。

 

そして記憶は、感覚記憶,短期記憶,長期記憶など,幾つかに分ける事ができます。

 

感覚記憶は、聴覚、視覚、触覚などの感覚器官からの情報を記憶します。

 

 

短期記憶は、少しの情報を短時間だけ記憶します。この短期記憶は、電話番号を一時的に覚えたり、買い物をする際料金を計算したりするのに使います。

 

そしてこのような記憶は限界がありすぐに忘れてしまいます。

 

ですから情報を長い時間保存しておくには、長期記憶のメモリーに保存する必要があるんです。ではどうすればいいのでしょうか?

 

 

記憶力をアップさせる具体的方法

 

1 興味 を持つ

記憶したいものに興味を持つなら記憶力はアップします。

誰でも経験があるように学校のテストでも興味のある分野は直ぐに覚えても、興味がない分野はいくら勉強してもテストの時に思い出せないもんです。

 

ちなみに私は物理のテストからっきしダメでした。

 

ですから記憶したい事と自分の感情は密接に関係していますので、もし覚えたい分野があるなら好きになる努力をしたり、目標を持つといいですね。

 

例えば私は中国で生活していますが、マニアックな単語は全然覚えられませんでした。ネジとか、ペンチとか、ハサミとか、でも実際に家の修理をしたり、リフオームに興味を持つと自然と覚える事が出来ました。

 

本気で英語を話したいなら「トライズ」

 

 

2 集中

脳に関する本を読んだら、「記憶力がアップしないのは集中力が足りないからだ」と書かれていました。

この集中力って自分ではよくわからないですよね。今集中できてるか、それとも出来ていないか。でもその本には具体的にこう書かれていました。

ノートやメモをとると集中している証拠。

 

ノートやメモをとってる時は、脳+手も動かしているので自然と集中力が上がっています。

 

なので大事な要点はノートやメモをとる癖をつけると記憶力は確実にアップするそうです。

1日の予定もそうですよね。メモをとっておくとその通りに行動できますが、メモをとっていないと、うっかり忘れてしまうという事が度々起こりますよね。

 

3 理解

記憶力をアップさせるのに理解は欠かせません。何か覚えようと思う対象の事をよく知らないというのであれば、すぐに忘れてしまいます。

 

数学の計算式もそうですよね。仕組みを理解すれば、計算式がスラスラ頭に出てきて応用する事ができますが、もし計算式を理解していないなら、いつまでたっても足し算引き算止まり。

 

もっと多くの計算式を学んだはずなのに。なので理解するというのは記憶力アップに欠かせません。

 

4 整理

買い物をする時でも、整理してメモしておけば覚えるのに効果的です。

例えば整理せずに、肉、玉ねぎ、卵、魚、牛乳、人参、キノコ と単純に覚えるのは

一苦労ですしこのような覚え方では買い忘れが生じてしまいます。

 

ですから、肉類、魚類、野菜類、乳製品等と整理しておけば、効率的に売り場に行けますし書い忘れを防げます。

 

パソコンでのファイリングや家の書類、持ち物がきちんと整理整頓されている人って頭の中のファイリングもきちんとされているので、必要な時に必要な情報を素早く取り出せていますよね。

 

逆にそのようなフアイリングがされたいない人は記憶力が悪かったり、話が支離滅裂だったりする人が多いと思います。

 

 

5 声に出す

これは特に言語を学んでいる方に効果的です。

単語を覚えようとする時、声に出せば、集中していますし、脳の神経がつながってきます。

 

そして言語脳と呼ばれる部分が活性化され、先に日本語で考えてから外国語を話すという回路がなくなります。

 

外国語で考え、外国語で話すという思考になるんです。

 

一番手っ取り早いのは実際に外国で生活する事ですが、それが出来ない場合は、是非声に出すという事を意識して勉強されてみて下さい。

そして短期間で言語を覚えようと思う方は是非少々スパルタで学べる学校を選んだ方が上達しますよ。

ある程度自分を追い込んで話せば必ず言語は上達します。

 

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6 イメージする

何か文章だけで記憶力をアップさせようとしても限界があります。

例えば歴史の年表。

 

年表だけ見ても覚えられる気がしません。

 

でも大河ドラマ、写真や絵があればその当時の状況をリアルに思い描く事ができ自然と名前や年代が頭に記憶されるものです。

 

なので覚えようと思う事は極力イメージするといいです。

 

外国語であれば、嬉しい、悲しい、幸せ、などの単語を単体で覚えるのではなく、嬉しい時はどんな時?悲しい場面はどんな場面?自分にとって日々の幸せな時間はいつ?

と考えイメージさせると記憶力が確実にアップします。

 

 

7関連づけ 

新しい事を学ぶときは、すでに知っている古い情報と関連ずけます。

旅行に行く際、初めて行く場所と1度行った事がある場所とでは全然違いますよね。

1度行った場所なら、「あそこのレストランは美味しかったからまた行こう」とか、「あの道は迷ったからもう通るのやめよう」とか、古い情報を元に新たな旅行を計画していく事ができます。

 

同じ場所ではなくても似たような場所に行ったり経験した事があるなら、その古い情報を基に危険を察知したり逆に賢く行動できたりするものです。

 

 

8 復習

私の大学の教授は,勉強した後に直ちに1分間の復習をすれば,記憶に残る情報量が2倍になるとよく言っていました。

実際そうだと思います。

何か勉強した後に最後復習するのと、しないのとでは記憶の残り方が違います。

是非大事な点は1分でも2分でもいいので復習して思い返しておきましょう。

 

 

最後に

記憶力は使うことによって強くなります。「記憶力の本」にはこう書かれていました。「記憶力は年を取るにつれて実際に良くなることもある」

ですから年齢に関係なく、今からでも記憶力は確実に向上します。

是非日々鍛錬して記憶力アップを目指しましょう。

 

 

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