中国 香港 台湾 マカオの違いとは？超基本的なポイントだけは押さえよう
- 中国 香港 台湾 マカオの違いとは？超基本的なポイント紹介
- 中国 香港 台湾 マカオの歴史
- 言語 と文字
- お金と物価
- 時差
- インターネット
- 料理
- 政治
- 各国の日本に対する感情
- 最後に
- 今回の記事と関係のあるおすすめ記事
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中国 香港 台湾 マカオの違いとは？超基本的なポイント紹介
こんにちわ。
春よこーいです。今日は日本から近い、そして仕事や旅行先としても人気のある中国 香港 台湾 マカオの違いをご紹介します。
外務省データ2012年〜2016年を見ますと、日本人が多く訪問している国と地域で
第2位が中国 (285万7440人) 第4位が 台湾(189万5702人) 第8位が香港(69万2529人) というデーターでした。
毎年多くの方が訪れているんですね。
中国 香港 台湾 マカオ「ざっくりまとめて、中国人でしょう？」という認識でいると現地の人達の感情を害してしまう事もあります。
そしてそのような国民的感情や歴史問題がエスカレートすると２０１９年の香港のデモのような大規模な運動へと発展してしまい大変な事になってしまいますよね。
中国 香港 台湾 マカオへ旅行や仕事で行く前に、ざっくりとでいいので、中国 香港 台湾 マカオの違いを学んでおきましょう。
中国 香港 台湾 マカオの歴史
中国 台湾
中国国内は内戦状態。蒋介石率いる国民党VS毛沢東率いる共産党。当時は国民党が政権を握っていましたが、共産党の勢力が徐々に拡大。特に若い人からの支持が絶大でした。
そして1945年に日本が第2次世界大戦に敗北して、植民地にしていた台湾から撤退します。
共産党に押され気味の蒋介石率いる国民党は、台湾に逃げ、台湾を臨時の拠点として政府の活動を始めます。
そして台湾は1949年 中華民国という名称の政府を成立させて今に至っています。
そして中国では、1949年に毛沢東率いる共産党が中華人民共和国という政府を成立させ今に至っています。
1971年には、台湾が、国連の常任理事国から外され、中国が任命されています。
こんな歴史的事情もあり台湾の事を独立した国として承認している国は17か国にすぎません。
この国家承認というのは、どの政府が中国の正当な政府かを認める事なので、中国と台湾2カ国を同時に承認国として認める事が出来ないんです。
ちなみに日本は台湾を独立した国とは認めていません。ですが貿易や政治的には密接な関係を維持していますね。
大切なポイント１ 中国は中華人民共和国 台湾は中華民国２ 国連の常任理事国は中国 台湾は現在承認されていません。
香港
香港は1841年にイギリスにアヘン戦争で敗北してから、イギリスに植民地として統治されてしまいました。
そしてその統治から150年後の1997年に香港は中国へと返還されます。
アヘン戦争とは？ イギリスは中国からお茶や絹、陶器などを輸入していましたが、逆に中国へ輸出するものがなかったので、インドから仕入れたアヘンを中国に売りさばいていました。
その頃中国は多額の貿易赤字を出していました。尚且つアヘンが国民を腐敗させている事を知り、イギリスとの貿易を禁止。
それに怒ったイギリスは中国に艦隊を送り開戦となります。これが歴史の教科書で学ぶアヘン戦争です。
大切なポイント１ 以前はイギリスが統治していた２ 現在は中国に返還されて中国の一部として認知されている。
マカオ
ポルトガル人がマカオに来たのは16世紀の始め。マカオを貿易の拠点としたり、キリスト教の布教活動を行なったりしました。
そしてイギリスが香港を植民地にし影響を受け、ポルトガルもマカオの植民地化に成功。
その後ポルトガルの国力が弱まっていきました。尚且つ、中国では貿易の中心が広州になり、マカオは貿易として利益が上がりませんでした。
1974年にポルトガルでカーネーション革命が起こり、全ての海外領土を返還するという政策が出されました。
しかしすぐには中国に変換されず、しばらくポルトガルの特別区として自治が認められていました。
その後1987年になって、ポルトガルと中国でマカオ返還の共同声明を出して、1999年、マカオの主権、行政権は正式に中国のものとなり、中国の特別行政区として現在に至っています。
大切なポイント
１ 以前はポルトガルの植民地。２ 現在は中国に返還され中国の一部として機能している
言語 と文字
中国人同士、北京中国語でコミュニケーションとれますが、母語で使っている言語が違います。
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簡体字とは漢字の画数が少なく簡単な漢字。現代版の漢字です。
繁体字は昔から使われている繁雑な漢字。日本語の漢字も繁体字に似ていますし一部同じです。
お金と物価
物価高い順
１ マカオ
マカオ パタカ 物価は食費などは日本とほぼ変わらないです。ホテルも意外と高く、一般的なビジネスホテルでも一部屋7、8千円はしますね中国元使えませんが香港ドルは使えます。
２ 香港
香港ドル 物価は高いです。気持ち日本より安い気がしますが、食費やホテル代は日本とさほど変わりません。香港ドルのみ使えます。
３ 台湾
ニュー台湾ドル マカオ、香港よりは物価安いです。食事やホテルも日本より3割前後安いというイメージです。台湾ドルのみ使えます。
４ 中国
中国元 物価は安いです。場所にもよりますが日本の3分の一程度で食事や宿泊代を賄う事ができます。 中国元のみ使えます。
使える通貨
時差
中国 香港 台湾 マカオ各国の時間は同じ。
日本より1時間遅い時間で各国共通しています。
インターネット
中国はインターネット規制があるので、Googleやライン、ツイッターなどのサービス全部禁止です。
ですから中国大陸に行く際はvpnを利用しましょう
台湾、香港、マカオは自由にインターネットサービスを楽しむ事ができます。
料理
中国
四川料理、広東料理、広州料理、東北料理など、辛い味付けから甘い味付けまであります
台湾
台湾料理。そして麺が多いです。味付けは甘いものや薄い味付けが多いです。
香港 マカオ
広東料理がメイン。もちろん他の中華料理もありますが、外国人が好きなイタリアン、シーフード料理、パンなども美味しく、有名です。日本料理のレベルも高くてびっくりします。
なのでコテコテの中華料理というより外国人向けにテイストされた味付けになっています。
政治
中国 社会主義制度である 共産党
台湾 資本主義である民主主義、現在は民進党が与党
香港 一国二制度(一つの国に二つの制度があるという意味)本土中国は共産主義ですが、 香港は資本主義
マカオ 一国二制度(一つの国に二つの制度があるという意味)本土中国は共産主義ですが、 マカオは資本主義
各国の日本に対する感情
中国 →日本
やや反日。過去の傷がまだ癒えていない世代がいるのも事実です。若い世代は漫画やアニメの影響もあり反日でもなければ親日でもない中立の人が多いです。
台湾 → 日本
親日 。日本に統治されていたにもかかわらず親日感情は凄いものがあります。親日感情も世界でもトップ3に入るのでは？と思います。
香港→ 日本
親日。仕事の関係でかれこれ10回は香港に行っていますが、日本人と言うとどの人も親切にしてくれます。アニメや漫画に加え化粧品やフアッションに興味を持っている方が多いなと思います。よく言えばお手本としている国の1つが日本といったところでしょうか。
マカオ → 日本
やや親日 。そこまで日本に対して強い感情はないものの悪いイメージもないといったところです。貿易で栄えた地域ですから、常に色んな外国人と接している影響があるのかもしれません。そこまで特定の国に人への感情が無いのかもしれません。
実際タクシーは日本製も多く、中国大陸では考えられない光景ですね。
中国、台湾、香港、マカオの人はそれぞれをどう思っているのか？
簡単に説明すると 台湾 香港 マカオ → 中国 反中でしょうね。
これは過去のデモや中国大陸旅行者に対しての態度を見れば一目瞭然です。
そして以前台湾に住んでいた時に台湾人とこの話題になったと時、彼らは断固として我々は中国人ではなく台湾人だと言ってました。結構デリケートな問題ですので、この種の話題は避けたほうがいいかもしれませね。
また台湾、香港、マカオに行った際に感じるのは、彼らがアジア人を見る時に先ず見るのは大陸人？かそうでないか。この区別をしています。
そして日本人と分かると凄い親切にしてくれますが、大陸人となると途端に表情が曇り不親切になったりします。
やはり色んな感情やアイデンティティが各国によってあるんだなと思います。
最後に
今回は中国 香港 台湾 マカオの違いについてレポートさせてもらいました。
元は同じ国民なのに、今となれば全然違う国民性や考え方になっていますね。
旅行や仕事で行く前に是非その違いや背景を理解しておけばより深くその国を知る事が出来るのではないでしょうか。
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