ジャック・マー アリババ会長から学べた知恵とは?
ジャック・マー アリババ会長
皆さんこんにちわ。アリババ創業者のジャック・マー という人物をご存知でしょうか?
中国表記 馬 雲 英語: Jack Ma
中国で生活をしていると超有名人で人気者です。知らない人などいません。
でも日本ですと「?」 「名前、会社は知っているけどどんな人物かは知らない」という人がほどんどではないでしょうか?
実はジャック・マー は、凄い人なんです。そして彼から学べる事、共感出来る事が多いんです。
ではジャック・マー がつくったアリババとはどんな会社なのでしょうか?
アリババとは?
皆さん「GAFA」はご存知でしょうか?
これは4つの会社の頭文字をとった名称です。
Google、Amazon、Facebook、Apple
アメリカから誕生した国際社会に多大な影響力とシェアを有するIT企業です。
誰でも知っている超有名な会社ですね。
これに対抗する中国のIT企業が、アリババのジャック・マー です。
アジアの大富豪1位の座を勝ち取った。超凄い人です。
アリババ社はアメリカのIT企業を追い越すか?もはや既に追い越しているか?と言われている企業です。
今までは中国?IT?というイメージが私は強かったのですが、彼は中国IT業界の先駆けとして、今や世界でも注目されています。
アリババ創業者のジャック・マー とはどんな人?
彼は一言で言うと「苦労人」です
もって生まれた才能や環境が良かった人ではありません。
唯一彼が人にない才能があったら、それは「諦めない」そのハートの強さではないでしょうか?
では彼の若い頃をみていきましょう。
ジャック マ―の若かりし頃
1 ジャック・マー は英語が好き?
彼は小さい頃から、学力はからきしダメでした。
中学、高校も1流なんて入れるわけもなく成績はいつも下の方だったらしいです。
このあたりが、一般庶民が彼に共感を持たれるところではないでしょうか?
でも彼は、全ての勉強がダメだったわけではありません。英語がとても好きで、英語はいつしか役に立つと思って必死に勉強したそうです。
英語はどのように勉強したのでしょうか?
中学時代、よく自宅近くのホテルに出向き外国人を探し、その外国人旅行者にツアーガイドを買って出ていたそうです。費用は?もちろん無料で。
そのようにして、彼は英語の読み書きだけでなく話す事も習得していったそうです。
このへんがジャック・マー の人の良さと、諦めない強さを感じますね。
彼の影響なのか、元々の中国人気質なのか分かりませんが中国で相手が外国人と知ると、英語を使い気さくに話しかけてくる人が中にはいます。
日本じゃあまりない光景ですが、人目を気にせずに相手に親切を示し、尚且つ自分の英語も習得できる。
この頃からジャック・マー は経営のノウハウを肌で学んでいたのでしょう。
その時に海外の人からつけてもらった名前が「ジャック」だったそうです。
彼の成功秘話はここが原点だったんですね。
2 大学受験に2度失敗した
ジャック・マー は英語は良かったのですがそれ以外の勉強はからきりダメでした。
なので大学受験に2度も失敗しています。2浪ですね。
これは普通の人ならハートが折れかけて大学受験を諦めたり、短大や専門学校に進路を変更するかもしれませんが、彼は諦めません。
このハートの強さ、そしてポジティブに未来を見る真っ直ぐさがありますね。
その後、杭州の大学の英語科に補欠でなんとか合格しました。補欠合格ですから勉強は本当に苦手だったんでしょうね。
3 就職面接で落とされまくる
大学卒業の就職試験、面接では30社落とされました。
私も就職氷河期の際就職内定がなかなかもらえず悔しい思いをしました。
社会から必要とされていないというやるせない気持ち、この先どうなるんだろうという不安、ジャック・マー も同じように苦しみ悔しい思いをしていたんですね。
2浪までしてやっと入った大学、でもその先では就職でつまづく。人生思い描いていた通りにいかないという彼の経験も親近感わきますね。
ではジャック マー の社会人経験はどのようなものなのでしょうか?
ジャック・マーの社会人経験
1 27歳で翻訳会社を立ち上げる。
30社就職試験に落ちたジャック マーは最初大学の講師をしていました。
しかし仕事は安定しません。なので英語を生かして英語の翻訳会社を立ち上げます。
営業活動に励むも、お客さんは全く増えません。遠くまで営業にいきますが上手くいきません。
なので物販を副業でしながらなんとか生活費を捻出していました。
その後彼の努力の成果が出てきて杭州ではトップの翻訳会社に成長しました。
2 アメリカでインターネットに出会う。
ある時翻訳の仕事でアメリカに行きます。
そこでインターネットに出会いました。
当時の中国ではインターネットはまだ普及していません。一般の人は見た事もない代物です。
ですからジャック マーは凄い衝撃を受けました。
画面を通して、メールをしたり、物を売ったり、営業できたりする。
そして彼はインターネットこそ中国で絶対に流行る。
ビシネスになると確信したそうです。
その話を中国に帰り従業員にしましが、皆から反対を受けます。
無理もありません。まだインターネットがどういうものか分からない人達ですから。
でもジャック・マー は自分が信じた事を貫きたい。
最後までやりたいという強い思いからインターネット事業に着手します。
3 企業ホームページをつくる
最初に企業向けのホームぺージ事業に着手しました。
でもそもそも中国でインターネットをしている人はいないので業績は伸びません。
その矢先中国政府がでインターネットを国民に解禁しました。
その流れで、中国でジャック・マー の会社は業績を伸ばしました。
その流れで中国の政府の仕事も任されました。
しかし権利社会の中国。資本家にジャックマーの企業が買収されてしまいました。
これからと思ってやっと始めたのに、全て失ってしまいました。
4 sns
資本家に企業を買収されてジャック・マー は、悔しい思いをしました。
でもここが彼のいいところです。諦めません。
大きな事業を手掛けたら大会社に買収されたので、今度はSNSを使い個人企業、中小企業向けに物販販売を始めました。
それがアリババ社です。
そして中国版Amazonと言われるタオバオを開設して大ヒットします。
5 資金援助を受ける
タオバオの事業をしていくうえで、資金援助は欠かせません。
その資金援助に名乗りをあげたのは、ソフトバンクです。
そしてジャック マーと孫正義さんの面談でものの5分かからずに、孫正義さんがジャック マーのカリスマ性を見極めて3500万ドルを資金提供すると約束しました。
ものの5分でそのカリスマ性に築いた孫正義さんの眼力は凄いですね。
その孫正義さんの目にかなったジャック・マー も凄いカリスマ性があったのでしょう。
もちろんこれは巨額すぎる金額だったので、ジャックマーは2000万ドルを資金援助受け、その後爆発的に企業が成長しました。
日本円になおすと20億円の出身を受けて、8兆円の利益を生み出しました。4000倍の利益ですね。
6 アリババの代表、会長職を退任発表
アリババは社長も会長職も2019年内に退任すると発表しました。
何故?これだけアリババ社が成長して、これからという時に何故このタイミングなのでしょう?
アリババ激動の20年 創業者ジャック・マー会長退任 :日本経済新聞
いろんな噂が飛び交っていますが未だに謎です。
以前に彼のインタビューを取り扱った記事で、「お金持ちではない時、金銭的には辛かったけど楽しかった。幸せだった。でも事業が成功し莫大な富を得たらストレスで押しつぶされそうになり幸せではなくなった」
ジャック・マー のこの言葉が本音で今もその悩みを抱えているのなら、お金を持ち続けるより、ストレスの無い平安を手に入れたいという事でしょうか。
最後に
ジャック・マー の人物像。凄い興味深いですね。THE成り上がりです。
そして諦めないまっすぐな純粋さがあるジャック マー。
アリババ退任後どのような仕事をし、どのように人生を歩むかは今は分かりませんが、中国経済を変え、歴史に名を残すであろうジャック マーから多くの事を学べました。