性格を変えたい じゃ理想な性格って何?
性格を変える事は必要?
私達の周りを見渡すと人生の「勝ち組」「負け組」という2パターンで分類する人がいます。
何をもって勝ち組、負け組となるか定義が異なると思いますし、人によっては観点が違うので一概には言えませんが、このブログでは便宜的に勝ち組とは人生順風満帆な人、負け組はそうでない人というくくりで書かせていただきます。
個人的にこのように人を分類して考えるのは好きではないのですが、今の日本社会ではこのような分類が好まれて使われています。
そして負け組と自負する人達が、勝ち組の彼らを見る時羨ましく思ったり、今の自分を卑下して育ての親を恨んだり、育った環境を悲観したりしてしまいます。
「勝ち組になりたい」「自分を変えたい」「何故自分はこうなんだろう?」
この負の思考が更に負け組のレールを安定して歩かせる事になってしまいます。
ではこの負け組のレールから外れて勝ち組のレールに乗る事ができるのでしょうか?
性格を変える方法
結論は出来ます。。
自分を変える。性格を変える事は出来ます。
これは以前書いた記事をお読みください。
では何故人は自分を変えたいと思うのでしょうか?
性格を変えるのは何故?
それはこの負け組意識があるから。
例えば、受験に失敗した。恋愛で失恋した。仕事がうまくいかない。人間関係がストレス。お金がない。自分が嫌い。内気。自尊心がないなどなど。
これは人は誰しもが一度や二度抱える問題だと思いますが、それでも勝ち組として歩み続けている人を見かけ羨ましく感じる事があります。
じゃ勝ち組にしかない理想な性格ってあるのしょうか?
理想な性格の定義
性格は場所や環境で変化する
理想な性格って自分の持ち味を生かし、その人柄が周囲から社会から認められればそれが理想な性格だと私は思います。
そして理想な性格って場所や環境によっても違いますね。
例えば、南国の国と日本では理想な性格が違います。
南国の人は楽観的な人が多く、逆に哲学的な考えや緻密な技術って産まれにくいです。
南国は海に行けば魚がいるし、黙ってても木の実が生えてきて1年中食べる事ができる。
だからその分野において神経質になる必要もないし不安を感じる事も少ない。
逆に南国から楽観的な思考が無くなり陽気ではなくなったら、来る日も来る日も暑い気候に耐えたり、狩りや木の実を取るという積極的な行動にエネルギーが使われないんだと思います。
逆に日本では四季があり暑い夏もあれば雪が何十センチも積る事もあります。また地震、や災害も多く楽観的にはなれない状況が沢山あります。そのお陰で生き抜く為に思考をめぐらし、哲学者が多く輩出されたりノーベル賞を受賞できるほどの知恵が誕生されたんだと思います。
このように土地や環境によって私達の性質は育まれ気立てや気質にも変化が生じます。
日本の中でも関東と関西、東北、九州独特な素質やキャラクターって違いますよね。
自分を周囲の人に合わせるべく、私達は自然と自分が置かれている集団の平均の性格、極端に逸脱しないキャラクターをを目指して自分を作り替えています。
例えば私が産まれ育った東京では「空気を読む」事が強調されていました。
空気を読み間違えると、学校ではいじめの対象になったり、人間関係が円滑になりません。
ですから空気を読めない人は、空気を読む。つまり住んでいる場所に求められている自分を演出するために自分の個性を修正する必要がありました。
話が好きでたまらない人は、時には自分の話を抑え相手の話を聞くよう改め、逆に内気で話嫌いの人は、無理してでも会話したり、人に誤解を与えないように笑顔をつくったりして自分を矯正しています。
これが私達が無意識にしている平均な性格という理想な性格を手にいれるために自分を手直ししているのです。
極端な性格に変えてはダメ
平均な性格に自分をチェンジするという事は自分の個性が消えて自分でなくなる事ではありません。
個性とは人に許容されて初めて個性です。人に許容されない部分は癖だと私は思っています。
もちろん、個性を出したら、ある人には好かれたもののある人には嫌われた。こんな経験誰しもがあると思いますが、それはただ単に相手の好みの問題です。
自分のキャラクターを全面に出してもその人の性格がある程度の人に受け入れられていて社会的ルールから逸脱していなければ、自分の持ち味として堂々としていればいいと思います。
でも人によっては、極端な行動を抑えずに、人を酷く傷つけたり、更には法律を超え刑務所にはいったりする人がいます。
このレベルは極端です。周囲にも社会の平均から大きく外れているので、人生の「勝ち組」と言われる人はこの平均の中で自分の持ち味を発揮しています。
個性と癖の違い
先ほど少し触れましたが、個性と癖は違うと私は思っています。
なんでもかんでも自分の人となりを全面に出せば個性がある人になるわけではないという事は周知の事実です。
例えば、コンビニのスイーツ。ある人はセブンイレブン、ローソン、またある人はファミリ―マート、私はミニストップが好きです。
それぞれ味や種類が違います。でも共通しているのはなんですか?甘くて、美味しいということです。
このスイーツの基本は越えていません。敢えてそのスイーツに辛さを求めたり、苦さを求めてインパクトを狙った商品を売り出したらどうでしょうか?
廃業に追い込まれますね。
ここが癖だと私は思います。スイーツ会社は個性を演出し癖を出さないよう人に受け入れられる範囲の中で世に提供してるのです。
そう甘くて美味しいというスイーツの平均、枠組みを超えないのです。
人の性格も同じで個性ある性格は十分出して、癖の部分は抑えるべきです。
例えば怒りっぽい性格であれば、それが癖です。それを抑える努力をすれば温和な性格へと変わり周囲から受け入れられます。でもその癖にメスを入れず、野放しにしたら人間関係はいつも緊張が走り、人を傷つけ事件へと発展してしまうかもしれません。
まとめ
性格を変えたい じゃ理想な性格って何?というテーマで記事を書かせていただきました。
結論は、癖は変えるべき。個性ともいえる性格は置かれている場所と環境で他の人に不快を与えていないならばこれからも堂々と生きていけばいいと思います。
それでも自分を変えたいと思う人は過去に自分がかいた記事に目を通してみて下さい。
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