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中国在住です。海外に関する情報や生活豆知識などの雑記ブログです

中国 九塞溝ツアーが過酷過ぎた。

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黄龍(ホアンロン)とは?

 
 四川省奥地にある山脈

区黄龍全体のうち約3.7kmの区間が風景区として整備されており、水の色は場所によって黄色、緑色、青色、茶色と様々に変化して見え、晴天時には日光と相まって金色に輝く。中でも黄龍最大の石灰華段「五彩池」、そして2番目の規模の色彩鮮やかな「争艶池」は必見。標高が高い上、高低差が大きいことから高山病に注意する。

 
 
九寨溝に行く人は、ほとんどの人が、黄龍に先に行き、その後に九寨溝に行くというコースが定番だ

 どうして九塞溝ツアーは過酷なの?

 
その黄龍で私は死にかけた。そう高山病で。
私は四川の安い団体ツアーに申し込んだ。2泊3日バス、ホテル食事込みで、九寨溝(1日半)黄龍(1日)に行く。
初日は黄龍、メインの標高は3500メートル。そこに行くまでにバスで標高4000メートルの山道を運転手はクラクションを鳴らしながら、猛スピードで突っ走る。
 
 

黄龍の高山病の症状はいかほど?

 
酔い止め、高山病対策の薬を飲んでいたが、ヤバい。もう気分が最悪。しかもこれもいけなかったのだが目的地に着くまで寝てしまった。なのでついた瞬間にまず、立ちくらみ。力が出ない。そして吐きけ。入り口まで並ぶのだが頭ふらふら。そのうち慣れるとバスガイドに言われたが、歩くのに息が辛い。そしてやっと入口についたがこれはさすがに歩けない。
 
 
石段を登れない。なのでロープウェイに乗った。そして頂上に着いた途端。もう歩けない。酸素マスクを買って吸ったら多少良かったが、もう限界でした。
 
なのでせっかくのメインの池に行くまでに、私はバスに戻る事にした。しかしこの日は何故か異様に混んでいる。似たようなバスが山ほど駐車場に停まってる。が、なんとか30分くらい探しようやく辿り付き、外のトイレで吐きまくり。完全にダウン。
 
幸い友人達が私の代わりに写真を撮ってきてくれたので写真で景色を楽しめたが、これじゃ何の意味もない。ただトイレで吐いただけだ。
 
 
高山病がこんなに恐ろしく、しかもこれが中国の山奥でと。頭に何回もよぎりました。「邦人で高山病が原因で死ぬ」と新聞の三面記事の片隅にぽつんと紹介されるネガティブな妄想を。
 
帰りの車中も常に吐き袋を持参しながら、やっとの思いで九寨溝付近のホテルに到着した。
 

高山病対策は?

 
 
ここがポイントですが、高山病対策の薬1週間前から毎日飲んでおくと、良かったみたいです。私は2日前から飲み始めました。山を完全にナメてました。海外旅行といえばビーチがメインだった私にとって完全な誤算です。
 
 
もし九寨溝、黄龍、に行かれる方は必ず1週間前から高山病用の薬を飲まれて下さい。
途中から飲み始めても意味がないです。
 
 
 

中国の格安バスツアーって実際どうなの?

 
そしてこの成都市発着のバスのツアー。きちんとしたツアーを選ばないと死にます。
 
バスの運転目茶目茶荒いです。何故?と思うくらい山道でスピード出すし、1車線で平気で追い越しするし。この死にかけの運転で何分も時間短縮できないだろう、と私は思うのですが、運転手は必至です。
 
クラクション鳴らしまくり。日本だったら完全に免許取り上げられるでしょう。生きた心地しないです。
 
 
 
 

さて中国のバスの話に戻りますが、 
 
バスの中では、バスガイドがいるのですが、彼に一人づつマイクを持たされ、無意味な自己紹介とかさせられるし(私は中国語話せないと言い張り、免除してもらいました)
 
日本人だけもしくは、中国人以外の外国人旅行者のみであればこのような自己紹介やカラオケなどないと思いますが、現地のしかも格安ツアーで行く方は覚悟しておきましょう。
 
 
そんなこんなで、始めて高山病にしかも中国の山奥で死にかけていました。
 
ちなみに友人が撮ってくれた写真はこちらです。綺麗ですね。

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2日目に続く。。
 

九寨溝(きゅうさいこう)

 は石灰岩質の岷山山脈(びんざんさんみゃく)の中で、標高2000mから3400mに大小100以上の沼が連なるカルスト地形の淡水の湖水地帯である。1970年代に森林伐採の労働者によって(元々居住していたチベット人以外に)偶然に発見され、1992年に世界自然遺産に登録された。チベット人や他の少数民族の居住地としても知られており、「九寨溝」の名前の由来もチベット人の村(山寨)9つある谷ということから付けられた.

ja.wikipedia.org

 

2017年に地震に襲われて復旧作業に時間がかかりましたが、2019年現在では九塞溝ツアーを楽しむ事が出来ます。

 

2日目の体調は?

前日の高山病しっかり残っています。ただ昨日ほどではないですが、常にお腹が気持ち悪い。吐きたいのに吐けない。そんな気持ち悪い状態の中観光。しかも昨日はもう目の前真っ白で死にかけてたので、気付きませんでいたがここは寒い、私が行ったのは10月。本当に寒い。助かった事に私が行った時はバスで各池まで周れました。
でも体力のある方は池から池を歩いて周ったらいい写真も撮れるし、きっと気持ちの良いトレッキングコースになると思います。
 
 

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九塞溝で昼食

 
ここでの昼食は私は水で食べれるカップラーメンを持参。売店もありますが異様に高いです。そして不味そう。でも売店のコーヒーはとても美味しかったです。
 

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トイレは?

 トイレは、並びます。そして汚い。紙がないところもある。ここは中国です。是非トイレットペーパーを持参して下さい。九塞溝内はトイレ個別ですが、バスが途中寄るインターのトイレはやばいです。ニーハオトイレです。
 
 

帰路はどうですか?

 
昨日よりは体調がいいのでここで写真をたくさん撮りました。
 その次の日はバスで現地を昼過ぎに出発し、帰り格安ツアーの為沢山お土産屋に連れて行かれ、家に着いたのは夜の23:00
 
過酷な旅でした。お金を出してなんでこんな経験をするんだろう?とも思いましたが、九寨溝の景色を見れたからよしとしなきゃですね。
 
 

旅の感想を一言

 
ではもう一度行きたいか?と聞かれると二度と行きません。未だに写真を見ると少し気持ち悪くなってきます。きっと富士山や他の標高の高い山が行きません。というか身体が拒否反応示しています。このブログを書いている時も吐き気が出てきました。恐るべし中国の高山病。
 
これから九寨溝ツアーを計画されてる方、是非高山病対策バッチリして行かれて下さい。
 
そして海外旅行に行く際は必ず、保険にはいっておきましょう。マジでなんかあってからでは遅い。クレジットカードによっては年会費無料で、海外保険が付帯されているのもあります。私はエポスカードを利用してますが、買い物もできて便利です。