自分を変える事は可能か?脳のメカニズムに注目
自分を変える
例えばある仕事ができる人をみて自分もこうなりたいとか、人生楽しんでいる人をみて羨ましく思ったり。
でもなりたいと思うのと自分を変えるというのは天と地ほどの違いがありますよね。自分を変える?そんな簡単な事ができるなら誰も苦労しないですよね。
ですが私自身、自分を変える事が出来ました。
例えば怠け癖の自分を真面目で几帳面な仕事をする人に変え、整理整頓が苦手な自分を綺麗好きに、浪費家の自分を節約家に。
ではそうやって変えたのか?
どうすれば自分を変えられるか?
1 日々の決定
自分を変革するのに大切な点が、決定を変える事です。
それは自分の日々の決定を変えました。
わたしたちは毎日,いろいろなことを決めなければなりません。何を食べ、飲むか、どんな服を着て今日何をするか?。自分で決定しほかの人に決められることを不快に思います。
でもこの決定こそが自分を変えるポイントなんです。
ある研究によると,わたしたちの行動の40%以上は,前もって熟慮した結果というより染みついた習慣に基づくものだそうです。
例えば,おそらく毎朝,何を着るかを決めなければならないでしょう。それを小さなこととみなし,特に急いでいる時にはよく考えずに服を選ぶかもしれません。
ではその何も考えずに行動している40パーセント。習慣に基づいて無意識に決定している40パーセントを、他の60パーセントと同様に自主的に考え、決定すればいいです。
自分を変える前に脳のメカニズムを知ろう
以前脳のニューロンとシナプスについて少し紹介しましたが、脳のシナプスという神経回路は自分の考えの癖がインプットされ、その癖に基づいて思考が流れ、その思考を通して感情に働きっかけます。
自分を変えるニューロン
ニューロンとは,その種々の突起すべてを含めた神経細胞のことです。人体の神経組織にはいろいろなタイプのニューロンがあり,全部で約5,000億を超えます。
あるニューロンは体の各部から脳へ情報を送る感覚受容器になっています。
脳の上方の領域にあるニューロンには,ビデオのような機能があります。
そのようなニューロンは,目や耳から入って来る情報を恒久的に蓄えることができます。
何年も後にそれらの光景や音を,人間の作った機械では記録できないような観念や他の感覚と共に,“再生”することができるのです。
脳の本ではこのように説明されていました。
「普通の1個の脳細胞は,他の約6万個の細胞とつながりを持っている。実際には,他の25万個もの細胞とつながりを持っている細胞もある。……人間の脳はその多くの神経細胞に連接する多くの道筋に,例えば20巻あるいは30巻から成る一番大きな百科事典に収められている情報の少なくとも1,000倍の情報を蓄えることができる」。
ではどうやって一つのニューロンから別のニューロンへと情報が伝わるのでしょうか。
自分を変えるシナプス
単純な神経組織を持つ生物には,くっつき合った多くの神経細胞があります。
そのような細胞の場合,電気的インパルスは一つのニューロンから次のニューロンへと橋を渡ります。その渡河地点は電気的シナプスと呼ばれており,伝導は速くて簡単です。
人体のニューロンのほとんどは化学的シナプスを経由してメッセージを伝えるのです。
より遅くてより複雑なこの方法は,橋の掛かっていない川の縁まで来てフェリーボートで川を渡らねばならない列車に例えることができます。
一つの電気的インパルスが化学的シナプスのところに達すると,溝が二つのニューロンを隔てているため,そのインパルスは止まらなければなりません。ここでその信号は,化学物質の“フェリー”に乗って渡ります。
一部の化学的シナプスは,用いられることによって一層強くなりますが,用いられないシナプスは消滅します。「脳」という本の中で,「学習と記憶は,電気的シナプスしかない神経組織の中では発達し得ないであろう」と述べています。
「ニューロンは興奮したりしなかったりするだけのものではない。……イエスかノーかという以上の微妙な情報を伝えることができるに違いない。それらは隣の釘を打つ単なる金づちではなく,打つ回数が多いか少ないかというだけのものではない。この例えでさらに説明するなら,それらはねじ回し,プライア,ペンチ,木づち,それに金づちのそろった大工道具一式になぞらえられる。……神経系の各インパルスはその道の途中で形を変えられるが,それは他のどこでもなく,シナプスの所で変えられるのである」。
そしてこのシナプスはずっと一定というわけではなく、変化する事ができるのです。
脳の回路はどんどん変化するので,その可塑性ゆえに,「使わなければだめになる」とよく言われます。ですから、新しい考えを使えば使うほどシナプスが変化し、その変化感情に働きかけ行動や人格が変化していきます。
自分が変わる工程
例えば、私は幼い頃数学の掛け算が大の苦手でした。そしていつも4✖️7=24と言ったり27と答えていました。その後その問題を必死に勉強しました、今ではもう決して間違えません。このシナプスの癖を修正したからです。
他にも多くの幼い子供は寝る前、起きたら歯磨きをしたり家に帰ってうがいをしたり、苦手でやり忘れた事もあるのではないでしょうか?では大人になった今はどうですか?1日でも歯磨きをしなかったり、家に帰りうがいや、手を洗わずにご飯を食べるならどうですか?気持ち悪いですよねー
?。何故なら、幼い頃から歯ブラシやうがいの習慣を身につけ苦手な習慣を克服出来たからです。感情もきちんと気持ち悪いと判断しています。
シナプスの流れを変えたからです。
これが習慣からくる力です、そしてその無意識な習慣にメスを入れて、良い方向に決定して行動していくならばおのずと脳の癖が変わります。そして癖が変わると思考が変わり、思考が変わると、行動、人格も変わってきます。
先程の歯ブラシの例をあげるならば、歯ブラシ嫌いな不潔な子が清潔な人に変わるのです。この習慣と決定の力は意思さえあれば、何歳の方でもできます。
最後に
是非無意識な決定にメスを入れてなりたい自分を手に入れていきましょう。
ちなみに私が現在変えようとしているのは、包容力です。過去の経験から必ずできると信じています。是非共に頑張っていきましょう。
最後まで読んで下さりありがとうございます。